私は昨年70代になったのですが、その年は免許更新があるので事前に高齢者講習を受けに行きました。その時の視力検査で○の切れ目の空いている方向がわからず困ったことがあります。
運転する時に不自由は感じないが、視力検査機械が明るくて〇の切れ目がよくわからん!
検査員もなんとかしようと焦っていて、違う機械に変えてやっとパスした。
何とか検査はクリアできたのですが、コンタクトやメガネが合わなくなったと思い眼科に行くと白内障が進んで視力が落ちていることがわかりました。
道理で眼鏡の度数を上げても視力が良くならないはずです。このままだとどんどん白内障が悪くなることは明白なので元気なうちに手術をしようと思いましたが、順番待ちの状態で今のところ手術予定は11月です。
簡単な日帰り手術といっても心配なので、手術前に白内障について色々調べました。
白内障の手術とはどんなことをする?
白内障の手術は白内障で濁った水晶体の中身を除き人工レンズを入れるというものです。
一連の流れは下図の通り。
片眼で約30分ほどで終わります。以前は1~2泊の入院が必要でしたが今では日帰り手術が主流です。
手術は片眼ずつなので2回の日帰り手術をしなければいけません。
手術後は運転できません。術後は翌日からすぐ見えるようになる人もいれば数日かかる人もいます。
目が慣れるまで個人差がありますが、多くの人は依然よりも視力が回復するらしいです。
人工レンズとはなに?
白内障で濁った水晶体の代わりになるのが人工レンズです。保険適応になるもの、適応外のものいろんな種類があります。
①単焦点レンズ
水晶体と違い人工レンズの焦点は一点に固定されます。だから近くか中間か遠方かで焦点を決めなければなりません。本を読んだりパソコンの作業が多い方は近くを、遠くを眼鏡無しで見たい方は遠方用のレンズを選択します。近方のレンズを選べば遠くを見るときは眼鏡が必要になりますし、遠方を選んだ方は近くを見るときは老眼鏡が必要になります。
②多焦点レンズ
単焦点が1つしか焦点が無いのに比べ、多焦点レンズは遠近の2焦点、遠中近の3焦点と焦点が多くあるレンズです。そのため近くも遠くも眼鏡無しで見ることができます。
しかし、良いことばかりではありません。多焦点レンズは保険適応外なので数十万円の高額な出費になり、見え方でも「グレア・ハロー」といって夜に信号が滲む現象や、コントラストの感じ方が幾分低下するといったケースがあります。ただ、これは個人差があるため全員に起こるわけではありません。
最近は2焦点で乱視も矯正できる「レンティス コンフォート」というレンズが保険適応になっています。
主流なのは単焦点
保険適応なのは単焦点レンズでこれが主流です。私もこれを入れる予定です。
最近では単焦点ながら広い範囲をカバーできる単焦点レンズが発売されました。
「アイハンス」というレンズで私はこれを入れる予定!
単焦点だが通常よりもカバーする距離が広いらしい。
眼科医の評判も良いので選んだが、品薄らしい。
前に述べた「レンティス コンフォート」と悩みましたが、見え方が不安なので単焦点レンズ「アイハンス」にしました。
レンズ選びは慎重に!
人工レンズは眼鏡と違って何度も交換するわけにはいきません。そのため、レンズ選びはよく考える必要があります。
医師が勧めるのは現在の環境と同じ状態のレンズを選ぶほうが良いといいます。つまり、近視なら近い焦点のレンズを、視力が良いなら遠方の焦点のレンズを選べば生活環境が今と変わらないからと良いと言う事です。
私は運転以外は眼鏡無しで過ごしたいと医師に言ってありますから、近距離用のアイハンスのレンズを用意してくれるはずです。
白内障の手術費は?
白内障の手術費は単焦点の場合は約150,000円ぐらいです。私は2割負担なので片眼30,000円、両眼で60,000円なのですが70歳以上で私の場合は18,000円が自己負担限度額です。だから18,000円以上支払わなくて済むと言う事になります。
限度額は収入により違いますから気を付けてくださいね。
現役並みの収入がある方は限度額がどんと上がりますよ!
白内障は多くの方が私のような高齢者ですし、70歳未満なら限度額適用認定を申請すればそれ以上払わなくても良いことになっています。ありがたいですね。
それに生命保険でも高額医療保険は大抵の保険についていると思いますから実質の出費は無いと思います。私も後で支払った分は戻ってきます。
手術までの流れとその後
私の場合はこんな流れです。
診察 → 検査 → 手術前検査・説明 → 右目手術 → 左目手術
手術当日は入浴、洗髪、洗顔、運転、運動、飲酒すべて禁止です!
飲酒できないのがつらい!
手術翌日は視力が良好なら運転しても良いらしい。首から下のシャワーや入浴もOK!
後はまだダメみたいです。
手術2日後から入浴がOKになりますが、激しい運動や毛染めアルコールは禁止です。
公衆浴場やプールもダメです。おそらく感染症の恐れがあるからだと思います。
手術後2週間後から公衆浴場やプール以外OKです。やっと酒が飲める!
手術後1ヶ月ですべてOKになりました。
飲み薬、点眼薬は医師の指示に従う事と書いてありますが、いつまでとは書いてありません。
日帰り手術といってもやはり手術は手術です。大変なのですね!
まとめ
白内障手術は水晶体の中に人工レンズを入れる手術で、30分で終わる簡単な手術です。今は日帰り手術が主流になっています。
中に入れる人工レンズは単焦点レンズと多焦点レンズがあり、単焦点レンズは保険適応になります。
人工レンズは慎重に選ばなくてはいけません。
費用は片眼150,000万円ほどで私は2割負担で30,000円程度ですが高齢者は限度額適用認定で一定額以上は支払わなくて済みます。
手術は日帰りですが、術後はいろんな制約があります。
白内障は放っておいてはおる病気ではありません。
やるなら症状が悪化する前にしたほうが良いと私は思いますし私はそうします。
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