乾燥肌とは？対策は？

これから寒くなる季節ですが、寒くなると乾燥肌に悩む人が多くなってきます。

この乾燥肌はなぜ起きるのでしょうか？
そして乾燥肌につきものの痒み！この痒みが一番の悩みという人も多いはず！
乾燥肌の原因と対策について考察していきましょう！

乾燥肌は肌のバリア機能の衰え！

乾燥肌とは文字通り乾燥した肌のことですが、不足しているのは水分だけではなく、皮脂も不足している状態です。

特に乾燥しやすいのは脛、膝、肘など皮脂の少ない部位です。

人の皮膚の外側は角質層と呼ばれています。角質層はレンガを何層も重ねたようなものです。
そして、レンガ同士を接着剤のようにくっつけているのがセラミドという脂質です。

角質層のこのレンガ層がバリア機能をしており、水分の蒸発を防ぎ、紫外線や外部からの刺激などを防いでいます。

このバリア機能が正常な状態であれば、角質層が水分や脂質を逃がさず潤いのある肌の状態に保ってくれます。
しかし、セラミドの量が減少するとレンガ層が崩れバリア機能が低下します。

乾燥肌はいろんな要因でこのバリア機能が正常に働かなくなった肌の状態です。

乾燥肌はなぜ痒くなる？

かゆみを伝える神経は、C線維といいます。C線維は表皮のさらに奥の真皮に存在しており、末端部分が表皮と真皮の境界にあります。

バリア機能が低下し角質層が壊れるとC線維の末端部分が表皮近くに伸びてくるためちょっとして刺激でも痒みを感じるようになるのです。

角質のバリア機能が衰える原因

ではなぜ角質層のバリア機能が正常に働かなくなるのでしょう？
その理由は次のようなものが挙げられます。

①肌のターンオーバーが乱れている

健康は人は28日周期で肌のターンオーバーが行われています。これが何かの原因で乱れると古い角質がいつまでも剥がれ落ちずに残り保湿成分が作られにくくなり、バリア機能が落ちます。
ターンオーバーが乱れる原因には生活習慣の乱れ、栄養不足、特にビタミンＢ群の不足が挙げられます。

②加齢による皮脂や保湿因子の減少

個人差はありますが、加齢とともに水分やセラミド、細胞間脂質、天然保湿因子（NMF）は減っていきバリア機能が落ちていきます。

③紫外線

角質は皮膚の最も外側にあるため紫外線のダメージをまともに受けるため、バリア機能が低下します。

④空調による空気の乾燥

最近は寒い時期だけではなく、エアコンの使用で部屋の空気を乾燥させすぎるため肌のバリア機能が低下する事例が増えています。

⑤誤ったスキンケア

体をナイロンタオルなどで洗いすぎたり、洗浄力が強すぎるボディソープで洗ったりすると必要以上の角質や脂質を落としてしまいます。また、42度以上のお風呂につかるとことも資質を奪うのでバリア機能が低下します。

乾燥肌の対策はこちら

生活習慣を改善する

肌のターンオーバーは生活を規則正しくするだけでも違ってきます。偏食、睡眠不足、喫煙など改善できることは何でもしましょう。これは乾燥肌対策だけでなく生活習慣病の予防にもなりますよ！

部屋を乾燥させすぎない

部屋を乾燥させないよう部屋の湿度を40～60％にしましょう。それには加湿器がお勧めです。
ウィルス対策用に次亜塩素酸水を入れることができる加湿器もあります。

紫外線対策をする

外出する時は日傘やＵＶカットの日焼け止めクリームを塗りましょう。

正しいスキンケア

角質を落としすぎるような強いソープや石鹸はＮＧ！
体を洗うときは手のひらでやさしく、ボディブラシは馬の毛がお勧めです。

また、保湿効果のある化粧水や美容液でスキンケアもしてください。
加齢による乾燥肌の方もスキンケアは大事です！
痒みが伴う乾燥肌の方は薬用クリームが効果的です。

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まとめ

乾燥肌は肌のバリア機能の低下によるものでした。
そしてバリア機能の低下の原因は加齢やターンオーバーの乱れ、生活習慣の乱れなどがあります。

乾燥肌の対策はバリア機能を正常に戻すこと。そして、生活習慣を改善し正しいスキンケアを行うことで改善できます。

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